14年3

〇教育を受けさせる義務

学校がその機能を停止したとき、
気になるのは

教育を受けさせる義務

でしょう。


保護者は、被保護者(主に子供)に対して、

普通教育を受けさせる義務

をもちます。


言い換えると、

我が子に教育を受けさせないのはナシだよ

ということですね。

これが、いわゆる義務教育です。



つまり、

学校に行かせないといけない


ということでしょうか。



実はこれは少し違います。


不登校や病弱などで、学校に行けなくても、

卒業できます。

詳しい制度については割愛しますが、
簡単に言うと

学校に行かなくても普通教育は行える

ということです。



最近、積極的な不登校の子供がSNSにいます。

その是非は置いといて

保護者は逮捕されていません。

これは事実です。



教育の中心は学校ではありません。

あくまでも、家庭なのです。







〇普通教育と義務教育

「普通教育」「義務教育」
言葉がとてもややこしいですね。


整理すると

保護者は、子供に
普通教育を受けさせないといけません。

じゃあどうすればいいのか

日本中の親が教育の専門家ではありません。

答えは簡単です。

学校に行かせればいいのです。

だから、義務教育なのです。

だから、無償なのです。

(本当に無償かという話はおいておきましょう)







〇教育を受ける権利

学校が一生懸命プリントを作り、
各家庭に配布しているころ、
こんな話が聞こえました。


学校はいつ再開するのか

子供たちの教育権は保証されるのか



それを聞いて僕は思いました。

もっとプリントをよいものにしよう

もっとほかのコンテンツを拡充しよう


しかし、それは間違いです。


子供の教育権を守るのはだれか

保護者です。



でも、全員が自力で守るのは不可能です。

支援が必要です。


どこが支援を行うのか

行政です。


え?じゃあ学校は何してるの?

休校中です。



こんなシンプルな構造になっているにも関わらず、

僕も含め、教員は

教育権を守ろう

と必死になっていました。


本来なら、学校がプリントを配ることに対して、
何か言われることはないはずなんです。

しかし、まあ色々なことを言われました。


ここで、立ち戻っていきたいのですが

保護者は傲慢でしょうか?

僕はそうは思いません。


こうなったのは、


14年間の学校の立ち居振る舞い

に原因があると考えるからです。
(続きます)